トヨタのシエンタといえばファミリー層に人気のコンパクトミニバンです。
地上から330㎜の低床&フラットフロアと3列シートを活かした広々シートアレンジ。
家族にうれしいたっぷり収納と人気のシエンタ。
そんなシエンタも故障で思わぬ出費が発生することもよくある話です。
『今現在乗っている車が故障した。修理はいくらかかる?』
という疑問にお答えします。
また、保証修理、リコール等無料修理できるケースを説明します。
無料修理ができず、修理費用がかさむ場合は
修理か車乗り換えか検討の必要が発生しますよね。
いずれにしても、すぐに買い替えるわけではないにしろ
判断材料として今現在の車の相場を把握することは重要です。
メモ
車を買取に出す場合は絶対修理しないままがいい!
(そのほうがお得!)
シエンタのよくある故障個所とその修理費用を多数の中古車を見てきている
現役の中古車オークション会社社員の目線で解説します。
目次
シエンタの故障の多い箇所、修理費用は?
シエンタはトヨタの5ナンバーサイズの人気のミニバン。
初代は 80系(2003年~2015年)で2代目は170系(2015年~)
初代は 80系と2代目は170系それぞれ故障の多い箇所を説明します。
初代80系シエンタの故障の多い箇所(発売期間2003年~2015年)
初代80系のシエンタは発売より10年~20年経過しており経年劣化で
いわゆる消耗する箇所の故障が目立ちます。
オイル上がり(エンジンオイル減る、白煙)
オイル交換したあとオイルが減る。走行時にエンジンから異音がする。白煙が出る。
これらの原因はオイル上がりの可能性があります。
オイル上がりとはエンジン内(ピストンとシリンダーの間の隙間)でエンジンオイルが燃焼室に入り込みガソリンと一緒に燃えてしまう現象です。
エンジンオイルが燃焼することによって白煙が出ることも多く、特にアクセルを踏み込んでエンジンをふかすと白煙は多くなります。
ちなみに修理費用は軽微な部品交換であれば少額で済むの場合もありますが、エンジン載せ替えやエンジンを下ろしての分解修理となると部品代や工賃もかさむため数十万から100万円以上になることもあります。
エアコン不良(コンプレッサー等)
夏場暑いときにエアコンをつけると冷気ではなく生ぬるい風しか出ない。
原因は色々ありますが一番高くつく、そしてよくある故障がコンプレッサーの故障
コンプレッサーとはエアコンガスを圧縮するところで本体故障の場合部品代で7~10万円
工賃で2~3万円。
そのほかエアコンガス代。10万以上かかるケースが普通です。
また、エバポレーター、ファンモーターの故障でも5万円前後かかるのが普通です。
2代目170系シエンタの故障の多い箇所(発売期間2015年~)
2代目170系シエンタの初代80系にくらべ経年劣化は少ないものの、故障発生が目立つのは特にミッションCVTなどの駆動系が多いのが特徴です。
ミッションCVTの故障
経過年数、走行距離が比較的短くても意外とCVTの故障があります。
症状としては変則時のショック=停止状態(Pレンジ)からドライブ(Dレンジ)に入れると、なかなか加速せず一定時間たつと『ドン』と加速し加速までタイムラグがある。
クリーピング(アクセルをはなしていてゆっくりと進む状態)が起こらない。
アクセルを踏んでもなかなか反応しない。反応が鈍い。などが代表的です。
ミッションオイル(フルード)の交換で症状が改善することもあります。
ミッションオイル(フルード)の交換は4~5万㎞おきの交換が故障防止には有効だと言われていますがトヨタディーラーでは交換をオススメしていません。
ちなみにミッションオイル交換費用は7,000円~20,000円くらい・・・
正直、これで治るくらいなら軽傷でラッキーかもしれません。
怖いのはミッションオイル(フルード)を交換してもなおらないCVT本体の故障・・・
ディーラーに修理依頼するとアッセンブリ交換(CVTの周辺部品ごと交換)になります。
CVT交換の修理費用は約40万円前後!!!(寒気が・・・)
私の個人的な意見としては定期的なミッションオイルの交換をオススメします。
初代、2代目問わず起こる消耗箇所の故障
初代80系、2代目170系にあげたものの他、共通して走行距離や経年劣化でどうしても消耗しやすい箇所はあります。
消耗箇所だけに使用年数や走行距離によって複数の箇所が壊れてくるので注意が必要です!
セルモーター(エンジンをスタートするモーター)の故障
セルモーターは鍵をひねって(エンジンスタートボタンをプッシュして)回転音がするのがセルモーターでバッテリーでモーターを回してエンジンをかけるのが役目です。
最近の車はアイドリングストップ(ECOアイドル)機能付きの車種が増えてきているので、信号待ちなどで信号待ちなんかで車を止める度にエンジンストップ。
発進時にエンジン始動と、頻繁にエンジンの始動が行われるためセルモーターの消耗が激しく、以前より頻繁に故障する箇所になってきています。
エンジンがかからないとき、鍵をひねって(エンジンスタートボタンをプッシュして)回転音が止まる場合やカチカチカチ、タタタタタ…と音がする場合はまずバッテリー切れを疑います。
バッテリーが有るかどうかの確認方法はクラクションを鳴らしてみてください。
音が『プワァ~』と鈍い場合や音がしない場合はバッテリーが弱っていて十分にセルモーターが回せない状態です。ブースターケーブルで救助をしてもらってください。
全く音もしない場合はバッテリー不足に加えてセルモーターの故障が考えられます。
セルモーターの交換費用は3~5万円くらい。
オルタネーター、ダイナモ(発電機)の故障
オルタネーター(ダイナモ)は発電機でエンジンが回っているとき発電しバッテリーに充電することが役目です。
つまり故障するとバッテリーに充電がされないために、バッテリーがすぐに上がってしまい電気系統が使用できなくなります。
完全に故障しバッテリーがなくなるとセルモーターも回らなくなるためエンジンもかからない状態に陥ります。早めに修理依頼をしましょう。
修理費用は修理交換で1万円ほどのことが多い。
電動格納ミラーの故障
壊れると意外と高くつく電動格納ミラー…
症状としては格納スイッチを押しても全く反応しない。または『ガーガー』」と音はするが格納しないといった症状があります。
内部のモータの故障やギアのズレなどが原因ですが、この場合アッセンブリ交換(ミラー丸ごと交換)になることが多いです。
最近の車はヒーター内蔵やウインカー付きなどもあり多機能。また、自動格納の車種も多くなり故障の頻度も多くなる傾向にあります。
交換費用は片側で3万~7万円もかかってしまいます。
電動スライドドア(パワースライドドア)の故障
荷物で手がふさがっていてもボタンひとつでドアオープンのものや足元のセンサーで自動オープンするもの、離れたところからリモコンで操作できるものなど・・・
装備している車種も増えてますます便利になってきていますが、便利な反面故障すると高くつく電動スライドドア(パワースライドドア)。
使用頻度が多いだけに部品が消耗し故障も多い箇所です。
電動スライドドア(パワースライドドア)故障の原因はだいたい3つ。
ゴムパッキンのゴムの劣化によりレールにゴムパッキンが挟み込まれて動かなくなったりドアがが完全に閉まらなくなる。
ヒューズが切れていてモーターに電気がいかないためモーターが回らず動かない。
この2つは比較的安く修理できヒューズ交換は数千円~1万円。
ゴムパッキンの交換でドア1枚1万円~2万円。
最も費用がかかり発生数が多いのがモーターの故障!
メインモーター、ワイヤー等の交換で5万円~15万円!
カーナビ等の故障
カーナビは今や自動車にとって当たり前の装備となっていますが使用頻度が高く精密電子機器のため故障するケースが多くあります。
故障といっても、タッチパネルが反応しない、画面が映らない、画面が真っ白、電源が入らない、音がしない、CDが聞けない、フロントパネルが開閉しない等々…症状は多岐にわたります。
カーナビの修理はカーナビ本体を車から取り出してメーカーに送って診断してもらうことがほとんどです。
ここでまず発生する費用は
車からのナビの本体の脱着で約1万円。
メーカーに送っての送料+診断料で5千円~1万円。
故障部品の交換で1万円~5万円(高性能パネルやHDDなど費用がかかります)
合計すると3万円~8万円以上することもあります。
シエンタのリコール等の情報
まず対象車か確認してみよう!
リコール、改善対策、サービスキャンペーンの違い
リコール
リコールとは、同一の型式で一定範囲の自動車等又はタイヤ、チャイルドシートについて、道路運送車両の保安基準に適合していない又は適合しなくなるおそれがある状態で、その原因が設計又は製作過程にあると認められるときに、自動車メーカー等が、保安基準に適合させるために必要な改善措置を行うことをいいます。
改善対策
改善対策とは、リコール届出と異なり、道路運送車両の保安基準に規定はされていないが、不具合が発生した場合に安全の確保及び環境の保全上看過できない状態であって、かつ、その原因が設計又は製作過程にあると認められるときに、自動車メーカー等が、必要な改善措置を行うことをいいます。
サービスキャンペーン
サービスキャンペーンとは、リコール届出や改善対策届出に該当しないような不具合で、商品性・品質の改善措置を行うことをいいます。
リコールは放置しておくと重大事故につながる可能性があり、リコール修理を済ませとないとクルマは車検を通すことができない。
リコール通知の手紙がきたら、すぐにディーラーに連絡し修理を済ませましょう。
改善対策とサービスキャンペーンは、未修理でも車検は通る。
しかし、不具合が発生した場合に安全の確保及び環境の保全上、問題がある場合や事故などの危険性はないが、不快な思いをする可能性があるので早めにディーラーに連絡し修理してもらおう。
リコール対象車かどうかを調べる
今乗っているシエンタがリコール対象車かどうかを調べる方法は?
車にある車台番号や車検証に記載されている車台番号を「トヨタリコール検索」に入力し簡単に調べられます。
シエンタのリコール等の事例
1.エンジン警告灯の点灯、動力損失 2021/06/02
不具合状況、改善内容
ハイブリッドシステムにおいて、電源制御回路が異常と誤検知し瞬間的に停止する場合があります。
そのため、電源電圧が一瞬低下して、エンジン警告灯の点灯とともに、一時的な動力損失が発生するおそれがあります。
改善内容は電力変換モジュールを点検し、対象となるものは対策品に交換します。
対象車両
- 型式:6AA-NHP170G
- 車台番号:NHP170-7237145~7245179
- 製作期間:令和 3年 1月20日~ 4月12日
- 対象車台数:7,463台
2.ハイブリッドバッテリー充電できず走行不能 2019/06/27
不具合状況、改善内容
電圧変換装置(DC-DCコンバータ)において、制御基板の半田付けが不十分なものがあります。
そのため、補機バッテリへの充電ができなくなることで警告灯が点灯し、最悪の場合、ハイブリッドシステムが停止して走行不能となるおそれがあります。
改善内容は全車両DC-DCコンバータを点検し、該当する場合は良品と交換します。
対象車両
- 型式:DAA-NHP170G 6AA-NHP170G
- 車台番号:NHP170-7119047~7140167
- 製作期間:平成30年 2月 6日~9月17日
- 対象車台数:2,497台
3.エンジンに水侵入 エンジン異音、破損 2019/06/27
不具合状況、改善内容
ハイブリッド車において、集中豪雨など多量の雨水がかかった場合、水がエンジン上部に滴下して、インジェクタ取付け部から燃焼室に水が浸入することがあります。
そのため、部品が変形して異音が発生し、最悪の場合、エンジンが破損するおそれがあります。
改善内容は部品の仕様に応じてシール材を貼り付けるとともに、全車両、エンジンに防水カバーを追加します。
また、エンジンの燃焼室を点検し、異常がある場合はエンジンを新品に交換します。
対象車両
- 型式:DAA-NHP170G
- 車台番号:NHP170-7000016~7138943
- 製作期間:平成27年 5月 7日~9月 3日
- 対象車台数:137,016台
- 備考:ハイブリッド車
4.走行中エアバックが開く 2018/11/02
不具合状況、改善内容
エアバッグコントロールユニットにおいて、ノイズ耐力が不足しているものがあります。
そのため、車両の電装部品から発生するノイズにより、使用過程で当該ユニット内のICチップが損傷し、最悪の場合、走行中にエアバッグが展開するおそれがあります。
改善内容は全車両、エアバッグコントロールユニットを対策品に交換します。
対象車両
- 型式:UA-NCP81G CBA-NCP81G DBA-NCP81G
- 車台番号:NCP81-0001002~0144401 5000001~5229095
- 製作期間:平成15年 9月12日~18年 4月24日 平成18年 5月10日~
平成27年 6月25日 - 対象車台数:7,658台¥
- 型式:UA-NCP85G CBA-NCP85G DBA-NCP85G
- 車台番号:NCP85-0001001~0019764 5000265~5022812
- 製作期間: 平成15年 9月12日~平成18年 4月24日 平成18年 6月 2日~
平成26年 9月10日 - 対象車台数:968台
5.エアバック警告灯が点灯し正常作動しない 2018/05/24
不具合状況、改善内容
エアバッグ制御システムにおいてIC内部で断線することがあります。
そのため、エアバッグ警告灯が点灯し、エアバッグが正常に作動できないおそれがあります。
改善内容は、全車両、各センサの製造番号を点検し、該当する場合は良品と交換します。
対象車両
- 型式:DBA-NCP175G
- 車台番号:NCP175-7001626~75-7001675
- 製作期間:平成27年 9月12日~9月15日
- 対象車台数:42台
- 型式:DAA-NHP170G
- 車台番号:NHP170-7011440~7011898
- 製作期間:平成27年 9月12日~9月16日
- 対象車台数:365台
- 型式:DBA-NSP170G
- 車台番号:NSP170-7008595~7008861
- 製作期間:平成27年 9月12日~9月16日
- 対象車台数:225台
- 型式:DBA-NSP172G
- 車台番号:NSP172-7000241~7000248
- 製作期間:平成27年 9月14日~9月15日
- 対象車台数:7台
※上記はSRSサイドエアバッグおよびSRSカーテンシールドエアバッグ非装着車が対象
6.エアバック警告灯が点灯し正常作動しない 2018/02/01
不具合状況、改善内容
エアバッグ制御システムにおいて、IC内部で断線することがあります。
そのため、エアバッグ警告灯が点灯し、エアバッグが正常に作動できないおそれがあります。
改善内容は全車両、各センサの製造番号を点検し、該当する場合は良品と交換します。
対象車両
- 型式:DBA-NCP175G
- 車台番号:NCP175-7000007~7002387
- 製作期間:平成27年 6月26日~10月17日
- 対象車台数:782台
- 型式:DAA-NHP170G
- 車台番号:NHP170-7000025~7018445
- 製作期間:平成27年 6月18日~10月27日
- 対象車台数:6,786台
- 型式:DBA-NSP170G
- 車台番号:NSP170-7000023~7013040
- 製作期間:平成27年 6月26日~10月17日
- 対象車台数:4,012台
- 型式:DBA-NSP172G
- 車台番号:NSP172-7000007~7000364
- 製作期間:平成27年 6月27日~10月21日
- 対象車台数:119台
※上記はSRSサイドエアバッグおよびSRSカーテンシールドエアバッグ装着車のみが対象
7.ウォッシャー液が回路侵入し火災のおそれ 2010/11/17
不具合状況、改善内容
販売店オプションとして設定しているウォッシャ液凍結防止ヒータが装着された車両において、ウォッシャ液が制御回路内に浸入することがあります。
そのため、制御回路が溶損し、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。
改善内容は全車両、当該ヒータを取り外します。
なお、装着時の費用は返金となります。
対象車両
- 型式:UA-NCP81G
- 車台番号:NCP81-0003985
- 製作期間:平成15年10月 4日
- 対象車台数:1台
- 型式:CBA-NCP85G
- 車台番号:NCP85-5008728
- 製作期間:平成20年 9月15日
- 対象車台数:1台
8.燃料ポンプが故障しエンジン停止 2007/10/18
不具合状況、改善内容
電動式燃料ポンプの内部モータの隣接するコイル線が干渉しているため、燃料中の微小異物とモータの振動によりコイル線の被覆が摩耗することがあります。
そのため、そのまま使用を続けると、コイル線の被覆が損傷して燃料ポンプが作動しなくなり、エンジンが停止して再始動できなくなるおそれがあります。
改善内容は全車両、当該燃料ポンプを対策品と交換します。
対象車両
- 型式:UA-NCP81G CBA-NCP81G UA-NCP81G(改) CBA-NCP81G(改)
- 車台番号:NCP81-0001014~0089797
- 製作期間:平成15年 9月18日~平成17年 1月20日
- 対象車台数:88,106台
- 型式:UA-NCP85G CBA-NCP85G
- 車台番号:NCP85-0001009~0012603
- 製作期間:平成15年 9月19日~平成17年 1月20日
- 対象車台数:11,506台
※出典:トヨタ リコール等情報https://toyota.jp/recall/index.html
:消費者庁リコール情報サイトhttps://www.recall.caa.go.jp/
をもとに車買取教室編集部が作成
まとめ
今の自動車は壊れにくくなってきており、メンテナンスがしっかりとしていれば10万km以上は楽に乗れるものになってきています。
定期的なメンテナンスはしっかり行っておきましょう。
でももしも今乗っている車が故障したら・・・
保証修理
新車保証(部位にもよるが新車登録か~5年10万キロ)や中古車保証(1年~数年)での修理で無償修理できます。
※補償対象箇所の設定や免責事項あり。詳しくはディーラーへ確認しましょう。
リコール等の修理
リコール、改善対策、サービスキャンペーンなどの場合も無償修理となります。
対象かどうか必ず「トヨタリコール検索」で確認しましょう。
保証修理でもリコール等でもない場合
保証修理やリコール等どちらでもない
場合は自腹での修理となってしまいます。
⭐出費を抑えるポイント⭐
修理依頼の場合は出費を抑えるため、可能な限りリビルト部品(修理済の部品)や状態のいい中古部品を探してもらって修理してもらいましょう。
(病院で薬をジェネリック薬にしてもらうようなものです)
ずいぶん修理費用がおさえられます。
修理費が比較的抑えられれば
修理して乗り続けるのが一番コスパはいいと思います。
ただ、故障の発生頻度が多い箇所は経年劣化による消耗品がほとんどです。
経年劣化なので1か所修理しても近いうちにまたほかの箇所が故障する可能性も高いのが事実・・・
このまま修理して乗るのにせよ思い切って買い替えるにせよ
今後今の車を乗り続けるか乗り換えるかの決めるうえでの判断材料として
まずは今乗っている車がいくらするのか相場を知っておくのが大切です。
『車業界のプロが伝授』かんたん高額査定テクニック
高額査定を出してもらうには、一番高く売るにはどういう方法でどこに売ればいいのか?
相場を知らない買取店に売る恐怖
本当にあった体験談
これは私自身が本業である中古車オークションのセリ人をやっている時に実際にあった実体験の体験談です。こういう事は実はしばしばあります・・・
ある老舗の自動車販売会社の社長が古いハイエースバンをセリに出品していただき、セリの調整(価格の上がるのを見ながら売るかどうか決める作業)にきて私がセリ人をしていた時のこと。
その車というと・・・
- ハイエースバン
- 年式20年以上経過し走行距離も20万キロ以上
- ボロボロさびさび故障もあり
- 2WD
【セリ中のやり取り】
私:社長いくらくらいになれば売りましょうか?
社長:そうだなぁ~
30万円はほしいな~
私:ハイわかりました!頑張ります!
(内心)安っす!いやいや最低でも65万円はあるでしょ~(笑)
社長:じゃあ頼むよ~
セリがスタートし20…30…40万……
全く応札が止まる気配なし
どんどん値段は上がっていきます。
社長:30万・・・いいぞ~その調子
社長:40万・・・高いね~(ニコニコ)
社長:50万・・・臨時ボーナスだな(満面の笑み)
社長:60万・・・無言・・・・・・
結局売れたのは75万円!
私:やりましたね社長!
社長:〇〇クンのおかげだよ!
本当にありがとう!!!
私:ありがとうございます!
(内心)俺が頑張ったわけではない・・・
しかし・・・この車いったいいくらでお客さんから仕入れたんだろう??
解説しますと、この車は海外でも大変人気のハイエースバンで走行距離は過走行でも関係なく値段が付く車。
傷やへこみがあってもあまり値段に関係ない。
4WDより2WDのほうがずいぶん相場は高く登録年式はむしろ古いほうが高かったりする。
この社長は2WDと4WDの相場を知らなかったのが原因です。
最初の希望価格が30万円ということは多分お客さんから20万円前後で仕入れているはず。
つまりお客さんは40万円損をしている計算になります(怖)
これが相場を知らない買取店に車を売った事実です。
どこの買取店がどの車種の相場を熟知していて最高値で買い取るかはプロの私にもわかりません。
最高値で車を売るのに一番大事なのは、多くの買取店に査定してもらい競合させること以外にありません!!
そうすればその車に一番詳しい、その車の相場を誰よりも熟知している買取店に当たる確率が上がるということです。
本当にくどいようですが
車業界の相場決定の中枢中古車オークションに勤務し現役でセリ業務を行っている私が断言します。
一番車を高く売るには
相場を知っている買取店を
競合させることです!
それ以外ありません!!!
競合させるのに最も手軽で誰でもできるのが…
この3STEP。
最高値をたたき出す3step
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1車一括査定を依頼(無料)
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査定業者選択可能。
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各買取店に見積もりを出してもらい
価格を比較…最高値を確認
修理するか買い換えるか検討
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3最高値の買取店へ連絡
乗り換えを決めた場合は最高値の買取店へ連絡
3step!
このサイトの目的は
今のあなたの車を最高値で売ることです。
一括査定サイトに申し込むと『沢山の電話やメールがいっせいに来て大変』という声もよく聞きます。
もしあなたが『どうしても嫌だ!』というならこの方法はオススメしません。
ただ、プロの私が思うのは車業界にいないあなたが、自分の車を最も高く売るにはこの方法が現時点ではベストです。何十万もの差額がでるのですから・・・